夏休み

エレベーターの中で幼女が「月火水木金土日 毎日楽しい夏休み〜♪」て歌ってたので目の前が真っ暗になりました。夏休みとは何かね。リア充なみんなのことだから、海だー花火だーお祭りだー旅行だー初めてのお泊りだー二人の距離が縮まったーとか、どうせそんなこったろうと思います羨ましいこった!!!!!!私はといえば、連れのお家に初めてのお泊りだーってことで、お泊りだけ成就したって意味ない夏だよね縮めたい距離も見つからないというのに・・・!お義母さん何かお手伝いすることはありますかあばばば!!!て聞いたら「Wiiでもやってて」といわれたのでご飯の時間までWiiリゾートやってました。いい汗をかきました。ご飯はお肉が出てきました。美味しかったです。嫁の正しい在り方はこれでいいんですか。
帰りにどぐされタイフーンにかちあってしまい、電車がいつ動くかわからないってんで長時間バスに乗るハメになってしまいました。後ろにトイレのあるタイプだったので膀胱破裂の危険性がないので安心してドラクエしてました。横を電車が軽やかに通り過ぎていきました。復旧してました。負け組です。私は一人で楽しくドラクエしていましたが、後部座席ではカップルでキャッキャしながらドラクエしてたので二重苦です。ちくしょうRPGは身一つで挑まなきゃならない孤高のジャンルだぞ!!!「やだぁ〜このモンスター顔こわ〜い」とかのたまうな!怖くなきゃモンスターじゃないだろあばばば!!!!
酔いました。そんな過酷な夏のメインイベントといえば今日誕生日でした。ハッピーバースデートゥーミー。アニソンかけながらこの日記を書いています。

新宿みつばち

そういえば今年まだかき氷食ってない!と思ってかき氷を食べました。頼んだのは「氷嵐山」ていう宇治と白玉とあずきのです!この宇治がまた美味しくて、氷もサラサラなタイプですんごく好きな味だった・・・普段和風のかき氷頼まないのだけど、ここのは和風のを食べたいなぁ。友達が食べてたごまミルクもごまの風味がふわぁっとしてて素晴らしかったーー。氷がサラサラだと食べやすくて嬉しい。

サマーウォーズ


観てきた友達の間で「面白かった」「イマイチだった」と感想がわかれてるサマーウォーズですが、個人的に面白かったです。最初にOZが登場したときの音楽もぴこぴこしてて可愛かったし、キングカズマがうさぎなのにかっこよすぎて鼻血出たらどうしようとか思ったし、おばあちゃんすげえ人!と思わせといて親戚の男性陣もみんな何気にすげえっていう設定も大好物でした。夏希先輩とのあれやこれやに関してはファンタジーだと思ったし、もういい歳なので最後の展開もにやにやしながらみてました。一番好きなのは男性陣が庭で作戦会議をしたあとにパッと散る場面。ああいうの見るとワクワクする。ラブマシーンがOZで、遊ぶみたいにひっちゃかめっちゃかにしているシーンも艶やかでポップで印象に残ってる。標識がシャッフルするとことかたまんない。見終わった後にまんまと花札がやりたくなってアプリをダウンロードしたけれど、五光はミラクルすぎるよなーとか花見月見で一杯って地域ルールなのかなーとか考えたりしてます。あと「時代設定ていつぐらいなのかねー」て話してたのだけど、DSやiphoneは今のものだけど、OZみたいな仮想世界レベルのものはもうちょっと未来かなぁと思うし、そんな中でもおばあちゃんは黒電話使ってるし、「夏休みは田舎に帰省」という昔からある風習から始まるお話だし、武家の血筋を引くことから合戦の話や家紋が出てきたり、昔と今と未来が同居してる感じ。
大きさは比べ物にならないけど、新潟にあった曾おばあちゃんのお家があんな風だったなぁってちょっと懐かしくなった。すっごい小さい時に行ったのでぼんやりとした記憶だけど、親戚の人がたくさんいて、襖を開け放すと部屋は広くて、ご先祖さまたちの写真が並んでるのは少しおっかなかったし、蝉の声がすっごいするけれどクーラーがないから窓から入ってくる風で涼んだりしたなぁ、とか。蚊取り線香はグルグルのやつね。曾おばあちゃんのお家は、新潟の震災で倒壊してしまったらしいので、どんな家だったのかもう確かめられないのだけど。
そんな事を思い出してしまったので印象深い映画になりました。最終的にまとめるとかずまくんが最高にかわいいです。

疾走、チームバチスタの栄光

疾走 上 (角川文庫) [ 重松 清 ][rakuten:book:12549004:image:small][rakuten:book:12549005:image:small]

「初めての重松清」でなぜ疾走を選んだのかまったく自分でもわからない・・なんでだろう・・・。

広大な干拓地と水平線が広がる町に暮す中学生のシュウジは、寡黙な父と気弱な母、地元有数の進学校に通う兄の四人家族だった。教会に顔を出しながら陸上に励むシュウジ。が、町に一大リゾートの開発計画が持ち上がり、優秀だったはずの兄が犯したある犯罪をきっかけに、シュウジ一家はたちまち苦難の道へと追い込まれる…。十五歳の少年が背負った苛烈な運命を描いて、各紙誌で絶賛された、奇跡の衝撃作、堂々の文庫化。

少年の苦労・・・!と思いながら読んでみたら、想像以上の苦難っぷりにうろたえました。落ち込むけど、「読むのがしんどい」というわけではなかった事が不思議。主人公の子の行き着くところを読んでおきたかったからかもしれない。私は走ることが凄く苦手で遅くて、早く走ることに本当に憧れてたので、彼が「もっと早く、もっと早く」と走る描写はすごく惹かれた。ひとり、とか、つながり、とか、そういうことを口にすると簡単に口から出てきてびっくりするのであまり好きじゃないのだけど、もう本当に圧倒的な孤独で、辛かった。印象に残る本だけれど、たぶん読み返せない。

「度重なる手術直後の死亡の原因は事故なのか、事件なのか」その点すらぼんやりとしていて、「事故なの1?事件なの!?」と気になるうちにさっくさくに読めてしまう。ここ最近の中でもダントツの読みやすさ・・・。このまま謎は解けないままかと思った矢先に変人が登場したので噴いた。奥田英朗の描いてる伊良部先生みたいな印象だったけど、ベクトルの違う変人っぷりだった。面白かったけど、何度も読み返したり、シリーズ読み続けたい!というところまではいかなかったです・・・。あと分冊にする必要のない量だと思うので、宝島さんは搾取控えて欲しいな・・・!とか思ったりもしました。