舟越桂 夏の邸宅

http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/funakosi/index.html
http://www.kyuryudo.co.jp/shopdetail/004000000008

友達が「行ったー」て図録とかポストカードとか見せてもらったら、とてもドキドキするようなフォルムの作品がいっぱいあって、見に行きたい見に行きたい!て事で行ってきました。実は言われて初めて「ああ、そういえば・・・!」てなったんですけど、永遠の仔の表紙の方だったっていう。永遠の仔は読んでないけど、あの表紙はさりげなくインパクトあるよなあとか、立体物を久しぶりに見るけどどんな風な展示なのかなとか、いろいろ考えながら目黒駅からテクテクと歩いて東京美術庭園に。アールデコ調の建物。入り口すぐの場所に最初の作品があったのだけど、思ってたよりも大きい。スフィンクスのシリーズはみんな耳みたいなのがトローンてついてて気になる。どの作品も思わず触れたくなるような、吸い込まれるような質感を持っててグッとくる。スケッチの段階では女性なのに、目の前の作品を見るとどうも男だったり、タイトルが途方もなく詩的だったり、斜視だったり、胸部から首にかけてが突出して長かったり、作品に対するこだわりのようなものがあっていいなあと思った。書斎やお風呂やエントランスにそれぞれの作品たちが展示されていたのだけど、作品の独特な雰囲気と、部屋のシックな色合いや調度と、妙にぴったりと合っていて本当に素敵だった!とても幸せな気分になりました。ホックホクになりながらポストカード買おうと思ったら完売の文字が・・・一気にしょんぼりしたよ・・・。今回の展示が書籍になったみたいなのでそれも欲しい(ギリギリ
ここは建物や庭も見ごたえがあるのでぶらりと一周してみたのだけどかなりボリュームがあるように思いました。曇ってたけど雨は降ってなかったので庭で座って過ごしてる人が多かったです。