魔法飛行 (創元推理文庫) 神様からひと言 (光文社文庫) サラマンダー殲滅(上) (光文社文庫) サラマンダー殲滅(下) (光文社文庫)
魔法飛行は何となく今いち感が・・・ななつのこは良かったのだけどな・・・。神様からひと言は面白かった!「お客様相談室」でクレーム処理に追われるサラリーマンのお話なのだけど、電話をしてくる客も同僚もすごいユニークで、そのクレーム対応のエピソードも爽快でニマニマしながら読んじゃう。仕事柄クレームを受けたことがあってもう本当にクレーマーとか死滅した方がいいってくらいへこむのだけど、そういうクレームについて描かれててもするするさらさら読み進めていけちゃう不思議なマジックがあるなぁて思いました。サラマンダーは再読。私のイメージするSFっていうのがぎゅうぎゅうに詰め込まれてて、出てくる人たちはいたって真面目なのに設定がおかしすぎて要所要所で吹きだします。宇宙船、超能力、戦士、未知の生物、悪との戦いとかもう、本当にこてこてで王道。SFはそんなに読んだことがないのだけど、芯がしっかりあるし展開が派手なのでさっくり読みきってしまいました。