プライスコレクション

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はてなの「プライス・コレクション」見たい！キャンペーンであたった招待券でプライスコレクション『若冲と江戸絵画』展に行って参りました。ダータで若冲が拝めるなんていい世の中や･･･!!つか上野公園てこんなんだったっけ？てくらい鳩でした。奇襲がすげえ。目線の高さに鳩が飛んでくるとたびに「ヤラレル」て思いました。あとやっぱり最終日前の土曜だけあって超絶混んでた。雪舟展のときも人間の小宇宙が出来てたけど、似たような印象でした。小宇宙にあてられて、第一展示室でかなりへばってしまいました。気負いすぎた･･･。「ダメだ、流れに沿ってきちんと見るなんて耐えられん」つって小宇宙を無理矢理かきわけて見る方法をとりました。
目当ては若冲の『鳥獣花木図屏風』*1です。前に見る機会があったんですけども（確か森美術館だった）うにゃうにゃしてたら終わっちゃって見れなかったん･･･。どばーって目の前に見えたときはじょばーって嬉ションしそうでしたけど人として踏みとどまりました。近い。屏風近い。兼ねてより「ｱﾀﾏｵｶｼｲｱﾀﾏｵｶｼｲ」て思ってたんですけど、やっぱ頭おかしかったです。彩色も構図も素晴らしくてぐっときました。何あの発色。発想もおかしい。でもあくまでも屏風なん。あの時代に屏風にこれを描いたっていうのがもうときめき意外の何ものでもないです!!!見れて良かった･･･!!あれマジで見ておかなきゃいかんよね･･･。それで、実は他の作品についてはあまり念頭に置いてなくって、流して見る感じになるんかなあって思ってたんですけど、「わぁ、これ好きだわー」っていう作品がかなりあって充分楽しかったです。特に屏風がどれも素敵だった。鈴木基一の「群鶴図屏風」もやっぱり好きだけど唐獅子、黒牛、白象のモチーフのものもあって、それが凄い好みでﾊｧﾊｧしてました。動物のあの皮膚の溜り具合がいいです。あとは着物の柄を舐めるように見てきました。人物画に面白いくらい興味がないんですけど、着物の柄は凄い細やかでありえなさすぎていつも気になります。色の組み合わせとかも艶やかでそれだけで楽しいです。
ただもう混沌としすぎてて気力をがっつり取られたのが悔しいです。帰ろうとしたら平成館が通行規制かかってました。通行規制て。でも何ていうか、思った以上にほくほく幸せな気分になりました。目録買ったのでゴリゴリと見ようと思ってます。唐獅子のポストカードがあったら絶対買ってたのになかったのが残念です･･･。唐獅子･･･!!あーでも超良かったなぁ。ザ・プライス・コレクションだって欲しいか欲しくないかっていったら欲しいですけど!!!!７万とか死ぬしかないです!!どっかに落ちてないかな!!!!

ザ・プライス・コレクション

*1:http://www.fujitv.co.jp/events/art-net/go/022_large04.html