ヤン・シュヴァンクマイエル映画祭


 Fプロ見てきました。朝、早めに起きたにもかかわらず、映画なのに少し遅刻したという。どこまでもチキン野郎です。ビクビクしながら渋谷歩いてたんだけど、数分も歩いたら暑さに脳がやられちゃって「シヌシネ」とかしか言えなくなりました。半分昇天しかけながらイメージフォーラムに着くと、とりあえずドアが3つくらいあって、入り口がわからん。泣きたくなる。受け付けをすませて地下へ。きっと人は少ないだろうと思っていたのに、平日の午後3時にもかかわらず結構人がいてまた泣きそうに。暗すぎて席がわからない。転ぶのだけは避けたい。明るくなった瞬間を狙って前から3列目に着席。ちょっとプログラムは始まってた・・・。
 もう期待通りのシュールさ。短編を見たのは初めてだけど、短編も好きかもしれない。でもピンで見るのはつらいかも。短編集になってるといいとおもた。シュヴァンクの作品は、いつも最後が予測できなくて裏切られる。とりあえず自分からみたら発想が普通じゃなくていつもドキドキしてしまう。人間が主役のものも好きだけど、粘土のアニメーションが良すぎて鼻血が出そう。シュヴァンクはベトベトした粘着的な感覚が好きなんじゃないかと思う。食い物が出てくると食い物は必ずぐしゃぐしゃになるし、食い物が出なくても粘土だったら必ず形が崩れてる気がする。大画面にもう、ビッグに映るもんだからやっぱ狂ってんのかなあ、とも思っちゃう。
 Fプロは8作品の短編が上映されたのだけど、「部屋」と「男のゲーム」が面白かった。「男のゲーム」は期待を裏切らないできだった。DVD欲しい。「男のゲーム」はサッカー選手が相手の敵をミンチにしたらゴールだから!意味がわからない!!素敵!
 とても楽しかった。暑かったけど。何とか時間を見つけて他の短編集も見たいなあとおもた。興味を持った人はぜひ。あとカップルはあんましお薦めできない。個人的には見終わった後にいろいろ言い合えるようなものではないと思ったので。