電子書籍に想う

kamuraco2004-06-24

 今日ニュースで「電子書籍」の特集をしていた。今、高校生は5割弱が本を1月に1冊も読んでないらしい(耳が痛い)あと、新刊は出るものの、返品率が上がり4割ぐらいが返品されているそうだ。高!ドサドサ捨てられる本を見るのは侘しい。そんなに本を読む方ではないけれど、「本がなくなることは永久にない!」とか思っていたくらいなんで現実に驚く。
 さて、ちょっと前のニュースでちらほら見かけた「Σブック」本の形してるけど立派なデジタル端末。実際に持ってる人はまだ見かけたことないけれども、どうなんだろう。あと最近では携帯でもそういうサービスが目立ちますな。専用のDLサイト(https://www.sigmabook.jp/SigmaBook/Entrance.do)とか。でも縦書きなん。本当に媒体が紙からデジタルに移っただけの話なんだけども。
 電子書籍の強みはどこか。ひとつは絶版になった本や再版しない書籍などが読めるかもしれないというところもあるかもしれない。あと、通常に本を買うより安価で読めるという点かな(モノによっては)以前に「和漢三才図会」という本を知ったのだけど、これ3千円前後するのよね。ココでは半額で読めてしまうという(個人的には図柄モノはやっぱ本で欲しいけど)もうひとつはかさばらないことは結構ポイントになるらしい。本は売らなくては増えていく一方で、家も両親が活字中毒で階段まで本が溢れてる。今はたいていの人が携帯を持っているので、携帯で読む人は増えるのかもしれない。
 「これで活字離れが解消できたら」なんて笑いながら出版社は言うが、回復すっかなあ…。ああ、でもちょっと前に携帯で流行った小説が書籍化されていたなあ。読まないことはないのか。携帯で。あんな小さい画面で字があっても苦労しそうだけど。
 本を出版するってのは相当リスクがあるみたいだけど、廃れないで欲しいなあ。こう、別に電子書籍に反対するわけではないけれど。結局どちらがしっくりくるかって話しだよね。たぶん。それまで本を読んでなかった人は身近になるかもしれないし。こえー。出版業界こえー。