もうちょっと上手にまとめられないのかオマエみたいな飲み会レポ



 遅刻していった。18時集合なのに17時にシャワーとか浴びてた。居酒屋につくと、入り口で竹田とすれ違う。みなの所へ行くとテーブルが2つに別れてる。どこに座ったらいいんじゃ、とウロウロしてたら女性たちが席を作ってくれたので、そこに座る。「遅れてすいませんすいません」と低頭する。みんな快く出迎えてくれた。今日は「すいませんキャラ」でいこうと思ってたのに10分後くらいには「竹田気持ち悪いー」とか言ってたと思う。どうでもいいけど、ゆずってもらった席は竹田の席だった。席に座った瞬間からこうなることが決まっていたんだと思う。


 席について自己紹介をする。俺は左端に座っていて、隣がチョコラさん、隣がみお、後から来たカオリさん、向い側にラーラたん、サリーちゃん、mimiさん、かよさんてな位置。テーブルは見事に男テーブルと女テーブルに別れており、人から見たら完璧に違うグループの飲み会に見えたに違いない。合コンにも見えない。つか、男テーブルの照明が暗すぎる。どんよりしてる。かよさんと二人で「完璧に別グループだよね」とか言いながら乾杯した。勿論俺はカルピスで。かたくなにカルピス。白濁。白濁うまい。
 しばらくすると撮影会が始まる。みんなデジカメやら携帯やら取り出してお互いを撮りあってる。「かわいいね〜目線こっちね〜」みたいな。撮りあってキャッキャッしてるのをカルピスを飲みながら横目で傍観。恐ろしい。肖像権とかは大丈夫なのか。


 かよさんが席を立った途端、ショウジが女子テーブルに紛れこむ。歓迎を受けるショウジ。薄く笑ってた。そのうちタコヤキが云々とかカメラアシスタントが云々とか言い出したのを片っ端から嘘つき呼ばわりしていった。悲しそうな眼をしてたけど無視した。チョコラさんは凄く真面目に聞いていて「あたし間違ってた。イカ焼きだと思ってたけどこれもたこ焼きなのね!」とか言ってた。ノってるのか、本気なのかわからないあたり強敵だと思った。でもその後に大根オロシの上にイカのっけて「これもたこ焼き?」とか聞いてたから確信犯だと思った。大人って怖い。帰りたい。ショウジを見るとヒクヒクしてる。チョコラさん、つおい。
 少し横を見ると、みおが「あたしもう飲めないですよ〜」とか言いながらグビグビ飲んでる。裏腹現象だ。みんなに可愛い可愛いって言われてた。ぷりぷりしてた。こいつは本当はもっと豪快で黒いものも持っているんですぜ!とか言ったのに誰も反応してくれなかった。結局可愛い子が世界を牛耳るんだ。ラストオーダーがかかるまでこいつは6杯(7?)も飲んでいた。怖い。大人じゃなくても怖い。


 結局俺は飲み会に来てカルピス一杯という、とってもアレでソレな勢いだった。白濁うまい。それからカラオケに移動。いよいよ歌姫こと、カオリさんの歌が聴けるのかと思うと身震いがする。カオリさん可愛い。カオリさん可愛い。可愛いとか思いつつチラチラ見てたら「かむらの目が怖い」と言われた。カオリさんを見て目の色が変わらない方が可笑しいんだ、俺、悪くない、と自分に言い聞かせた。
 カラオケでカオリさんの近くに席ゲット。早速カオリさんコール。まんざらでもないカオリさん。上手すぎる。早くも皆の心がときめいてるのがわかる。空気が違う。神だと思った。本当に上手いので、来てよかったと心底思った。
 チョコラさんはあややの振り付けをほぼ知っててそれもそれで神だと思った。神が多すぎる。何の会だ。振り付けとか覚えたくても脳がない俺には覚えられない。誤魔化しながら踊っていた。知ったかがバレてないか冷や冷やする。
 途中で飲み物を頼む。ほとんどの人がウーロンな中、俺は頑固にカルピス。あとかよさんも巻き込んでカルピス。ヒヒヒ。そんでもって一人だけビール飲んでるオッサンがいた。翌日仕事が休みだからに違いない。オッサンは何度も「シネ」サインを送ってきたので「辛い人生を送ってきたんだな」と菩薩のような眼で見てあげた。でも気づかないのか、何度も「シネ」とやってくるのでカルピスをぶっかけてやった。大人しくなった。竹田が歌うと皆がいっせいに撮影をする。竹田はいい気になってテーブルに足をかけたりしてる。調子に乗ってるのでこいつにもカルピスをぶっかけてやった。大人しくなった。


 カオリさんのワイハ土産のチョコを食いながら俺も歌った。桑田佳祐の「月」。「渋い!」とか「かこいい!」とか言われてアレでソレなんだけど、本当に、女性とか、歌えない。あややとか、無理。俺、本当は女じゃないんかなーとか思いながら悲哀の心をこめて歌った。誰も聞いてない。サリーちゃんとか凄いハッスルしながら喋ってる。「月」を歌って残ったのは「正座」だけだった。
 かよさんはaikoが上手かった。aikoが出るたびにショウジの眼が潤んでた。彼もいろいろ思い出があるんだと思う。気持ち悪いとか言いまくって悪かったなあ、とか一瞬だけ思ったけど、カオリさんと手を振り合っていたらどうでもよくなった。かよさんと俺とみおの携帯が機種がまったく一緒でビビった。結構古い型なのに3つもそろうって珍しいと思った。ストラップが俺だけ王蟲で同じ機種なのに違うものに見えた。でも気にしないフリをする。


 途中でキムチと電話をする。今日来る予定だったんだけど、仕事で無理らしい。死にそうな声だった。この世の終わりみたいな話をボソボソしてた。寂しい寂しいと連呼してた。その後、いろんな人を呼び出しては話をしてたので、本当に来たかったんだろうなあと思った。「来週やろうぜ!」とか言ってた。切迫してる人の言うことはわからない。

 
 次に飲み物を頼むときはmimiさんもカルピスだった。そうやってカルピスが広まっていけばいいと思った。汚名挽回していけばいいと。白濁。濁りあってこその美味さ。オッサンまたビールだし。ギンガムチェックのシャツが爽やかすぎるのに。
 ここで一発スピッツか何か歌って俺も人の魂を抜いてみたいとか思ってたらみんな正座しはじめて貧血が起きそうになった。違う。そうじゃない。そんな統一感なんて求めてない!とか思ってたら曲に合わせて揺れだした。むしろ俺の居場所がない。俺も揺れるべきなのか否か。と、思っていたら火災くんだけ扇子持ちながらどっかりと座ってた。気になって気になって仕方ない。一層どうすればいいかという焦燥感に満ちる。たぶんチラチラ見てた。その時点で火災くんの一人勝ちだと思った。みんなを見たらまだ揺れてる。これが噂のはてな八分か。


 締めは竹田のマッキーだった。ピアノ弾いてる。ピアノが見える。竹田!竹田!と、竹田コールが起きる。感動のうちに飲み会が終わった。帰り際にカオリさんにチョコを口に突っ込まれる。過激…!とか思ったけどそういうところもいいと思った。


 帰りは青梅話に花が咲いた。俺は行った事が無いけど、青梅は動物天国みたいなとこなんだな、と思った。カオリさんはやたらめったら「アドマチックが来たんだから」と言ってた。どんなとこだ、青梅。竹田が「今日はこんなはずじゃなかった」と言うので「美味しいとこを散々持ってたくせに何を言うんだ、このダテメガネ!」と言ったらメガネをやたらめったらいじってた。
 荻窪で皆に別れを告げて、帰りにコンビニによってかつ丼を食いながらインタルネッツ。サリーちゃんがもう帰ってネットしてる。ジャンキーめ、とか思ったけど、かつ丼食いながらネットしてる俺も俺なのでおあいこだと思った。夜はみおに借りたのだめカンタービレを読んで寝た。そしたら淫夢を見てへこんだ。


 本当、楽しかったです!飲めないけど飲み会はいいと思う。強く主張するよ…!!