糖度上げたければ花ゆめればいいじゃない

数多い少女漫画の中でもとりわけ白泉社の花ゆめコミックスを溺愛しているわけなんですが、だって花ゆめってば高確率で頭がフットーしそうだよぉ！みたいな展開にならず、もう自分に一生縁のないピュアホワイトな学園生活的な何かが詰め込まれてるのでのめりこまずに入られない魔法がかかってるのだと思うんですよ。
そんで、魔法かかってる花ゆめなんてたくさんあるんですけど、中でも続刊が最近楽しみなのをねっとりと紹介したいです。なぜならこの紹介をきっかけにクチコミでこの漫画が広がり、みんなが魔法にかかって、「男はやっぱこうでなくちゃねー」的な空気を吸い込んだ日本男児が「やっぱこうでなくちゃダメだよなー」的な感じに洗脳されたらいいなと思ったからです。すごい。すごい私天才！（フットーing）
その漫画っていうのは最近3巻が発売された、サカモトミクの「とらわれごっこ」なんですけども。

大きくて強面、学校中で恐れられている小熊くん。と、そのクラスメイトで学校一小さい大熊さん。ある日、大熊さんが小熊くんの荷物に牛乳をぶちまけて、とらわれてしまう。連れられた先は、小熊くんのおばあさんのアンティーク着物のお店『こぐまや』で!?

もうね、全私が死んだ。大きくてピアスばりばりで強面！着物！女の子はちっこい設定だってもうそれだけでもんどりうっちゃう。いや世の中たぶんスーツハァハァの方が多いと思うんです。でもどうも昔から着物とか浴衣に弱くて。しかも強面なのに猫と一緒に布団で寝てるんだよ･･･完璧じゃないか･･･。本当はね、知ってるんだ。この世の中に「強面」と「実は優しい」っていう奇跡のコラボはないっていうことを。でも夢を見たっていいと思うんだ･･･！
とらわれごっこ（第1巻）　著者：サカモトミク　出版社：白泉社

強面の子の名前は美晴くんですよ！強面に可愛い名前は基本ですよね！

学生て年中イベントでいいよな

もう文化祭の季節かしら。あれだろ。「一緒にまわろうよ」って言いたいけど言えなくて、結局友達と、その男の子がいるグループの前を行ったりきたりとかして、お互いチラチラ見てるのに関係ない雑談とかしちゃってるんだろ？くすぐってえええええ!!!!やっと一緒にまわってもお互いの距離が30cmとか離れちゃってて、しどろもどろとかになっちゃって、もちろん好きな男の子の前でソース焼きそばなんて青のりついちゃうから食べたいのに「おなか空いてないんだー」とか言っちゃうんだろ！ばか!!!そこは元気よくソース焼きそば食べて「おー、青のりついてんぞ」「え、どこ？」「違う、そこじゃないって」「どこー？」「ここ･･･」（大･接･近）これだよ!!!!!!!
え、よくわかんないんだけど、何で学生時代って瞬きする間のような切なくて儚いものなわけ。ソース焼きそばはあるのに青のりの位置を教えてくれる詰め襟男子がいないよ!!文化祭？ああ、そんなものもありましたね（女だらけの写真を見ながら）

猟死の果て、葉桜の季節に君を想うということ

• 猟死の果て (ハルキ文庫) / 西澤 保彦　★★

わーーー残念ながら設定、種、展開とかもうすべてが王道パターンすぎて「王道･･･ですね･･･」としか言いようが･･･（でも最後まで読んだ）何かこれを読んで「足首に自分の作った靴をはかせる」っていう変態犯人を思い出したんだけど、なんてタイトルだったかなぁ･･･。

• 葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫) / 歌野晶午　★★★

「結末が！」「何というどんでん返し！」みたいなレビューだったので、極力ネタバレを見ないように買って一気に読みました。頭が綿雲なので、普通に「えーーーこういうオチだったんか･･･！」て思いましたが、これはどうしても読み返す意欲がゴリっとそがれるオチだなぁと。全力を注がれてるオチは、「そういう設定でもありはありだけど、本当にここが全てなんだなあ」という印象。