おかあさんといっしょ

唐突によくわからない焦燥感と動機により（主に親の加齢っぷりを実感してしまい、メモリアルを、もっとメモリアルを…!!ていうひどい理由）母親を呼びつけて遊びました。
上野でやってるペルシャ展に行きてぇってんで行ってきました雨の中。実をいうと歴史のかほりのする展示にとんと興味がなくって、行くと言ったはいいけどマジ剣とかツボとか彫刻だけだったらどうしようと思ってたんですけど案外と楽しみました。剣とかツボとか彫刻だらけでしたけど。あと歴史のかほりのする展示っておじいちゃんおばあちゃんに大人気なのね。予想以上に混んでて驚いた。年齢層たけぇ。さっぱり歴史を感じることができなかったんですけど、おかんは相当楽しんでたようです。何か熱心にメモとかしてた。基本的に私は動物の愉快なデフォルメ具合を楽しんでいました。牛のこぶがアホのようにでかいねとかあんな青銅の剣で本当に人が殺せるんかいとかそんな話ばかりしてました。あと斧もあった。斧はかっちょよかった。儀式用とかは無駄にライオンとか鳥とかくっついてて面白い。欲すぃ。
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かなり内容が濃くて、見終わったあとにお昼をどうしようか考えあぐねていたのですけど、お昼時の上に雨だったのでどこも混んでたんです。あとおかんの年齢と内臓事情などを考えると高カロリー食はやばいんじゃないかとか悶々と考えたら「ここで食いてぇ」ってんで見たらハンバーガー屋さんでした。ロックの流れてる。娘はこんなにも内弁慶で根暗なのにそんなロックが流れててぎゃーじんが往来してるような店になんて絶対行かないのに…!!てクラクラしたんですけど、ずんずん入っていくので死にそうになりながらついていきました。ロック…。でも普通にご飯は美味そうでほくほくしながら頼んで「おかんはどうする？」て聞いたら酒頼んでました。バカかと思いました。昼間から酒か。というかハンバーガーに酒でいいのか。とか、何だろう。奔放ですねって思いました。まぁ楽しそうだからいいんだけども。でも椅子を倒して後ろにいたぎゃーじんに「ソーリー」とか言ってたときは泡吹きそうになりました。ダメなんす。こてこての根暗気質なので恥ずかしげもなく言えちゃうその勇気が理解できないんす。本当に親子か。お前と俺は親子か、と疑問に思ったりもしました。何あのオープンマインド。マインドって何。おかんは酒に敏感に反応し、しばらく赤い顔でずっと笑ってました。にこにこしながら付き合いました。その後ダイエットコーラ飲んでました。こいつは何歳だ。
その後恵比寿に移動して、東京都写真美術館に行き、入ってすぐのとこにあるショップでしばらく写真を見てました。私はまだ写真に入れ込むほどいろいろ知らなくて蜷川さんのをモジモジしながら見てました。蜷川さんの妹さんが知人に似てるなぁって思いながら。雰囲気とか超似てる。おかんは満足げに写真集を買って私にクラゲのポストカードをくれました。にこにこ。そんでガーデンプレイスをぶらぶらしてからお茶をし、迷惑レベルに居座って話し込み、弟の話で意見の相違が発生して白熱して雲行きが怪しくなったりしました（ひどい）もう大人なので暴れたりしませんでした（周りがすべて敵！くらいの勢いでギラギラしてた１０代は暴れてました）（青かった）ついでに今自分が行き詰ってることの話をして意見もらったりしたりもしました。そういう話をするたびに自分は一人暮らししてないとこういう距離のとり方ができなかっただろうなあって思って、内心ずーんって暗くなったりしてました。暗い子。いやいや暗くなっちゃダメ！せっかくの上京物語なのに！てご飯を張り切って食いにいったら自分の食える量を見誤り、体が重くて立ってるのがしんどいっていうひどい締めくくりをしました。マジで重かった。家に帰ったら置物のように転がりそのままうたた寝をし、後頭部からずぶずぶとコンタクトレンズを押し込まれ目に装着されるっていうファンキーな夢を見ました。
全体的に楽しかったです。メモリアルになったかどうかはわかりませんけど。母親と遊ぶのは苦じゃないです。頭おかしいし。何かこの日はターバンみたいなのつけてました。もう慣れました。