第五回ラピュタアニメーションフェスティバル2004

 チェコアニメはめちゃくちゃいい。つかね、blocで予定組んでおいて案の定観たいやつが今日だったってのをすっぽり忘れていました!が!上映の2時間くらい前に気づいて慌てて準備して向ったという(しかもやっぱり迷子気味)
 場所は阿佐ヶ谷ラピュタ。ここ、一風変わってる。映画館みたいなのを想像してたのだけど、外観がログハウスっぽくてちょっとビビった。入ると真ん中にどーんとテーブルが置いてあって客がウロウロと好き勝手にグッズを見ているのだ。えー。こんなの初めてなんだけど…。ふと横見たら200円でお茶がのめる仕組みになってるし。ティーカップだよ…!!何というか、こだわってるなあ。あたいが見たのは以下のプログラムです。

ジートルンカ
○悪魔の水車小屋
○二つの霜
○電子頭脳おばあちゃん
○天使ガブリエルと鵞鳥婦人


 「悪魔の水車小屋」酷い音を出す、壊れた手回しオルガンを持つ男が、ふとした事から素晴らしい音楽を奏でるオルガン回しを手に入れ、水車小屋に現れる悪魔を躍らせて退治するという話、とあったのだけど、観ているときは「退治」だと思わなかった…。言葉のないアニメだったのだけど。このオルガン持つおじさんは義足で、弾くときに必ず一癖ある挨拶をしたり、頭をかく癖があったりとか、もう人物の設定がこってる。最後、悪魔が踊り狂った挙句にぶっとんだとことか本当に人形アニメか、てなくらいにビビります。そのせいで壊れたオルガンを見るおじさんを見てきゅんきゅんする俺。
 あと「電子頭脳おばあちゃん」は個人的には好きだった。SFっぽさを組み込んでるのだけど、アナログなところもあったりするので、そこらへんはよくわからないのだけど。表情とか動きとかが細やかでドキドキする。おばあちゃんと田舎に住んでた女の子が電報もらって両親のいる都会へと行き、そこで電子頭脳のおばあちゃんと遭遇する話。この椅子のような形をしたおばあちゃんはホラーに近い。「愛しい人」と言いながら「遊びましょう動きましょうお話の時間です」と迫ってくる。話してくれるお話の内容もおよそ子どもには向かないような話を淡々と喋る。「女の子だから綺麗にしましょう」つって女の子はブラシをかけられたりする。人形の小さな手にブラシをかけるシーンとかは丁寧で好き。
 帰りにユーリー・ノルシュテインのポストカードを2枚買って帰宅。DVD欲しいなあ…。