神楽坂散歩

kamuraco2007-03-21

「クレープ食べに行くよ」って言われてのこのことついていったら場所が神楽坂でした(クレープ以外なんも聞いてなかった)祝日なせいなのかわかりませんが結構な人が往来しててびっくり。真直ぐ伸びてる路地をひたすら歩いていると鳥居が。「わー、鳥居がある!」て思ったらあれでした。『拝啓、父上様』の一話で、一平が時夫を迎えに行った鳥居でしたたぶん。よく見ると街のあちこちにポスターが・・・。その一話で神楽坂の路地のうねりがありありと放映されてたんですけど、本当に路地だらけ。メインストリートからにょきにょき道がのびてて確かにどの路地もふらりと入っていきたくなるような雰囲気を出してました。実際どの路地にも必ず人が歩いてた・・・!!
その鳥居のすぐ向かいの道に入ったところのお店が目的地だったんですけど、お昼にはちょっと遅く、おやつにはちょっと早いような微妙な時間だったにもかかわらず行列が。そしてメニューには見たこともないような量のガレットとクレープの名前が・・・!!!選ぶだけで時間かかっちゃう!て心の中でクネクネしてました。お店はちょっこす小さめだけど、ブルターニュ地方の陶器が飾ってあったり、ドアノブが木靴(!)だったり、カルトンまでもがかわいらしい絵が施されてるお皿だったりでなんて愛され要素が満載なんだ!!て思いました。ガレット推しのお店なんですけど、甘いクレープの誘惑に負けてカレモン・ミエルっていう『もみの木のはちみつ、アカシアのはちみつ、はちみつ酒のアイス、ホイップクリーム添え』の素晴らしいはちみつ尽くしクレープを頼んでしまいまんた。はちみつ波状攻撃。飲み物にも『ダージリン。ラベンダーのはちみつ付き』なんていうのもあって心動かされたんですけど、グッと堪えてカフェオレにしました。が、友人が『ホットミルク、オレンジはちみつ付き』というのを頼んでて泣きそうになった。はちみつは魔性の食べ物ですね!!!まってる間も店内に美味しそうな匂いが立ち込めてて幸せ空間すぎる。そんでお皿にドーンってのっかったクレープをフォークとナイフでもりもりと食べるのです。美味すぎて死んだ。ガレットは普通のクレープ生地よりパリっとしてて色味も少し茶色くてでも全然そばっぽくない。そばのアイスは和菓子のような余韻でした。あとここのチョコバナナは、チョコバナナの概念を打ち砕くくらいの衝撃があるのでぜひいろんな人に食べてみてほしいです・・・!!次に来る機会があったら塩バターキャラメル食べたい!!!おみやにキャラメルまで頂いてしまった・・・!!ハートをがっちり掴みすぎる(また行きたいよ絶対)
お店を後にして神楽坂駅の方へ歩いていくと交差点に出るんですけど、ふと見ると「細木数子事務所」て金字でビッグに書いてあって死んだ。神楽坂なんですね・・・目立つね・・・金字だしね・・・って横目で見ながらふらーっと横道に入り、外国人親子と茶髪のヤングママの入り混じったでっかい公園で佇んだり、その公園から出てきたヤングママの高速ベビーカーにひかれそうになったり、4畳くらいしかないけどお客さんでぎゅうぎゅうだったチーズ屋さんを覗いたり、ここ数年見かけたことなかった「玄関先に風鈴」が埃まみれになっている光景に何だか惹かれたりとか、本当に散歩してました。一人じゃ絶対散歩なんてしないから、実は結構面白かったです。下町によくある履き物屋さんや金物屋さんや陶器が路面で売られてるのとかウキウキしてきちゃうんですけど、神楽坂は新しい店と下町商店が織り交ざっていて面白かった。神楽坂駅で一旦解散して飯田橋の方に戻る途中で、路面の焼き鳥屋さんでハツを買って「ハツうめぇ、何で鳥のハートは美味いんだ」て頬張りながら帰路。神楽坂面白いね!!またクレープも食べたいし、すっごい並んでた五十番てお店の肉まんも気になるし、目立たない場所なのにマダムでいっぱいだった喫茶店も行ってみたい・・・!!!下調べしないで街を歩くのって本当に本当に不安でやったことないんだけど、ここはたぶんそういうことをしない方がいい気がする。

ル・ブルターニュ http://www.le-bretagne.com/j/top.html
五十番 http://www.50ban.com/
チーズ専門店アルパージュ http://www.alpage.co.jp/