ブラティスラヴァ世界絵本原画展

フライヤー

http://mitaka.jpn.org/calender/gallery/
第20回ブラティスラヴァ世界絵本原画展が今日本を巡回してるというので行ってきました!!!*1受賞作46点と日本人作家の出品作56点ということでかなりボリュームのある展示内容でした。絵本原画展楽しい。酒井駒子さんとか荒井良二さんとか長新太さんとか原画展には必ず見かける方の作品もあったし、何よりもイジートゥルンカの名前をここで見るとは思ってませんでした・・・!!びっくりした。人形劇で知った名前だったのだけど絵本描いててもおかしくはないですよねそうですよねって一人で納得してました。かわいらしい二頭身の人物と果物みたいな色合いが可愛くって絵本もいいなぁて思いました。そんで「チェコで出版された日本のお話」ていうコーナーがあって、破天荒っぷりが盛り込まれている表紙やら挿絵やらに釘付けになりました。これが外国で子どもたちの手に取られたのかな・・・トラウマにならなきゃいいけどな・・・とか(だって浮世絵風のあの絵はチェコのそれとは違いすぎる)『大岡裁き』の外国語物があってびっくりしたよ・・・なんで大岡裁き・・・とか。ぶんぶく茶釜の挿絵には「釜の口がタヌキの鼻に変わった」ていう一文が添えられていて超絶にシュールでした。バロス。
今回の展示で一番心が高鳴ったのはカルル・クヌートさんの「悪女フリート」て絵本の原画でした。とりあえず肉体が肉々しすぎる。超肉厚。竹馬に乗ってたり魚の頭を自分の頭にかぶせてたりして自由すぎて気にいりました。どんなお話なのかなて解説見たら「周囲からはもちろん両親からも疎まれる程の酷い悪戯少女メグは、自分の場所を求めて地獄を探しに行く。燃えさかる炎や奇妙で醜い生き物。メグはついに地獄に着くが、悪魔は彼女に何の関心も示さない」てあって白目になりました。何で地獄に居場所を求めるの?酷い悪戯ってどれほどなの?地獄ですら居場所がないってどんだけ厳しいの?て津波のように私の中で沸き起こり、絵本はねぇのが、結末を教えてくんろ、と売り場をウロウロしましたが見当たりませんでした。残念すぎる・・・!!いてもたってもいられなくなりインタルネッツの海を彷徨っていたらうっかり作者さんを拝顔してしまい、ちょっとくたびれたイケメン風のおっさんだったので妙な心地になりました。くたびれたイケメン風情があの肉々した生き物たちを・・・(複雑な乙女心)

上の人は口が描いてある頭巾みたいなのかぶってて、その下の人は魚の頭をかぶってて、その下の人は黒い鳥をかぶってて、一番下の人は爬虫類のしっぽみたいなのをはやしてました。超カワユス!!!黒い頭巾の人が大好き。