大竹茂夫個展


先週の水曜日に銀座青木画廊で行われている大竹茂夫さんの個展「聖遺物(レリキア)をめぐる冒険」を見てきました。予想以上のサプライズがあってもう生きててよかった!て心底思う日でした。超バラ色な感想を書きます!!テンションバリ高ですけど気にしないでください・・・!!
大竹さんの個展を見るのは初めてで、個展のときは大竹さん自身は画廊にいるそうなので地味に緊張しながら画廊に向かいました。展示は『老コレクターの私設博物館の中でその娘や猫と小さな人々が繰り広げる物語。新作約20点の展示』とのことで、初めて見る絵が多くじんわりと感動しながらひとつひとつ見ていきました。シーラが刊行された時に知ったので10年越しで生原画です。悶絶するようになったのはもっと後だけども。つか原画見れるとか思ってなかった・・・。DMや予告でのっていた絵の細部が見れるのはとても嬉しいです。小さい発見があってウキウキする。
それで一通りグルっと見てからポストカードを物色していたら座っていた男性の方に声をかけてもらいました。大竹さんが参加しているきのこのムックの話をしながら内心でずっと「もしや大竹さんではもしや大竹さんでは」てグルグル考えてて、お名前を聞いたら大竹さんでした。っていう。ナチュラルに出会いすぎです。何通りも「会ったらこういう導入で」とか「さりげない挨拶はどんなんがいいんかな」とか中学生の片恋物語みたいなことを考えてたのにスポーンて吹っ飛びました。名前を聞いて心拍が早くなって常にときめき状態に。わぁだってそんな一人でカウンターに座ってるなんて思ってもなくて事務所とかにいるんかなぁとか考えてたのに不意打ちすぎる・・・!!!動揺してきて変な汗が出てた(小心者)大竹さんは今回の絵のストーリーや人物の名前や猫の名前などを歩きながら説明してくれて(!)それを聞くたびに「このアイテムはこっちの絵につながってるんだ・・・!」とか「この人に名前がついてたんだ・・・!!」とか嬉しいやら楽しいやらで死にそうになってました。酸素が足りない。「この部分を書き忘れてしまいました」とか「眼展で出した絵は今回の予告のような感じです」とかそういうエピソードも聞くことが出来てよくわからない多幸感に襲われました。確実に地に足がついてませんでした・・・!!
画廊の入り口に発刊した本が販売されているんですけど、一冊一冊表紙に自筆の絵と日付が入ってるんです。全部違う絵。かわいすぎる。全部違う絵とかどうすればいいんだろう・・・て一冊一冊の絵を見て、ポストカードを買って帰ろうて思ってたところに本の補充が持ち込まれてきて「明日はいないから今日書いてしまおう」て言ったのでまた心拍が早くなりました。脈打ちすぎて死ぬんだと思います。だって書いてるところなんて見たいに決まってます!!見れるのかしら・・・凄いラッキーだ・・・!て思ってたら「やっぱり後でにしよう」て言われたので「書いてるところが見たいです!!!!!!」て言いました。必死です。そうしたら「どんなのがいい?」て聞かれたので「大竹さんの絵によく出てくるだんご虫のような生き物がいいです!!」てお願いをしました。咄嗟だったのだけどだんご虫て。もっと別の言い方とかなかったんかな・・・。明らかにテンパってるリクエストだったのだけど大竹さんがサインペンできゅきゅきゅーって書いてくれたのでした。マジでもう泣けてくる。目の前で好きなフォルムの生き物がうまれてくる瞬間に居合わせることが出来るなんてどうしたらいいんだろう・・・。もう呼吸不全起こしそうだったし、ふわふわしながらその本も買って帰ってきてからもずっと思い出したりしてました。行って本当に良かったし、お話が出来たことも嬉しかった。絵の前で「これはこういう粗筋で」って話してくださる大竹さんはとても素敵でした。話してる間私は5回くらい死んでたと思います。もう忘れられない日です!!!!生きててよかったー!!!!!マジでよかったー!!!

ギザカワユス!!!!!!