漫画はよいお手本ですね

シコシコと安い時給でコメツキムシ以下の働きっぷりで働いているわたくしですけども、職場では金券も扱っておりまして、いいペースで大量な「お包み」が入ったりするんですね。用途は景品だったり贈答だったりまぁよく知りませんけどー。一個一個を手包みするんですね真心をこめたりこめなかったり主にこめなかったり(だって面倒くさい)でねーさすがにチマチマチマチマと100個も包んでたりすると飽きるんですね。おろそかになったりするんですよ。そんなときに私の心に名言が浮かんでくるんですよ。将太の寿司に出てくるんですけどね。将太の寿司って将太が寿司握る話なんですけどね。そのまんまなんですけどね。
そんでその話ってのが、ある寿司屋で従業員が「巻き寿司600本握んなきゃいけないんだけど最後の方で具が足りなくなっちゃったーでも買いに行くのまんどくせーなくてもいんじゃね?」つったのを大将が戒めたって話なんですけどもね。そのときの大将の言葉が「六百本の中のたかが一本、だがその一本の巻き寿司を食べる人にとっては…その巻き寿司がすべてなのだ!!」て言うんですね!!これは凄い破壊力ですよ!!!ぎゅんぎゅんきますよね!!私のハートにはぎゅんぎゅんきましたよ!!そうか…私はなんて人でなしだったんだろう…これからは一個一個丁寧に包まなければ…て思うんですね、いつも。でもその次の瞬間に「これはきっと一瞬にして包みは破かれて中の金券をぶっこ抜いたらグシャグシャポイーってされるんだろうな」て思うとやはり飽きるのでした。飽きるわ。包みくらい会社でやれ。って思うので、最終的には「ごめんね大将、私は立派な寿司職人になれないよ…」て懺悔しながら包んでいます。いい話ですね。

将太の寿司(1) (講談社漫画文庫)

将太の寿司(1) (講談社漫画文庫)

どうでもいいけど将太の寿司で芽ネギ寿司の存在を知りました。あと奥万倉が包丁を入れるときの「ヒュゴォァッ」って音が面白くて面白くて仕方のない良い漫画です。包丁の音やで。ヒュゴォァァッ。