隠れオタク考察

まだやるのかよ。やるよ。

人によってオタクの認識とか定義とか違うと思うのだけど、幾つか抜粋。

「オタク」という言葉の語源は、コアなアニメファンの集う巨大イベント「コミケットコミックマーケット)」などの同人誌即売会において、初対面 の参加者同士の呼びかけの一人称が「おたく」だったことから、いつのまにかコアなアニメファンを差す言葉として発展したものだという説がある。「おたくは富野派ですか、それとも長浜派?」といった感じで使われたのが原点だという説である。だが、もちろんこれは確認のしようがないことだから、後づけの「通 説」の域を出るものではない。

一人称に限らず、会話の中で片鱗が見て取れたりすることはあるような気がする。マンガから引用してたり、2chから引用してたり。

ともあれ、今は「アニメ」だけではなく「マンガ」オタク、「パソコン」オタク、「映画」オタク、「フィギュア」オタクなどと、以前なら「マニア」という言葉を当てていたところに「オタク」が代入されるようになり、「マニア」という言葉はめっきり見かけなくなってしまった。
しかし、「マニア」と「オタク」がまったく同じ意味かというと、決してそんなことはない。一見、非常に近いものに見えるのは事実だが、質的な違いがあるのもまた確かなことである。だが、その一方「マニア」と「オタク」の違いを、「マニア」でも「オタク」でもない「一般 の人」たちが理解しているかというと、もちろんそのような理解など皆無に等しい。言うまでもなく、「マニア」と「オタク」の違いに敏感なのは、「一般 の人」たちから「マニア」だとか「オタク」だとか名指され、また自らも「マニア」や「オタク」を自称する、当事者たちに他ならないのである。

そんなにコアな話をする人に遭遇したことがないのだけど。すっごい偏見で言うと「映画オタク」とか「音楽オタク」とか、他のと何かが違うような気がしちゃう。「映画に超詳しいのかな」とか「音楽に超詳しいのかな」みたいに思ってしまって「アニメに超詳しい人」とか「フィギュアに超詳しい人」より受け入れやすい。でもそれは「アニメに詳しい人は秋葉系だ!」とかそういう方程式が自分の中で出来上がってしまっているからだと思う。でも前に「映画が好きだけど、話に熱が入りすぎて引かれる」っていうのを聞いて、オタクの域はどのジャンルでもいわゆる「一般の人」とは温度差があるのかな、と思ったのでした。
あと、

「私はオタクたりえない。私はファンでありたいが、ファンには止まりえない。私はマニアに傾きがちであるが、マニアに嫌悪感を覚える傾向が強く、マニアにもなりきれない。しかし、もちろん私は、一般 の人ではない。だが、そんな私は、一般の人から見れば、オタクでもマニアでもファンでもありえるだろう。ファンから見れば、私はマニアだろうし、マニアやオタクから見れば、私は同類か、そこには及ばないファンということになるだろう」

何となく近い感覚だと思った。「オタクなのかな」と考えるものの、身近にオタクの見本のような人がいるので、そうすると「オタクまではいってないのか」と思ってしまう。でも明らかに言いづらいものが好きだったりするので否と言い切ることもない。そういう立ち位置。前に「オタクじゃないけどオタクになる要素を持ってるんじゃない」つわれて少ししっくりした事がある。半端者ってことかなー。どっちつかずみたいな。