ウォーロード観た

「映画観てくる!」て時はたいがいアニメか中国です(ひどい)リンチェイとアンディラウと金城武っていう素晴らしい組み合わせの映画を観てきたよ!

香港や台湾の映画賞を総なめにした、ジェット・リーアンディ・ラウ金城武共演の歴史アクション・ドラマ。清朝末期、太平天国の乱での実話を基に、男たちの友情と裏切りをダイナミックに描く。『ラヴソング』などの恋愛映画の名手、ピーター・チャン監督が血なまぐさい激しい戦場シーンを演出し、ジェット・リーも複雑な感情を抱える役柄でこれまでにない繊細(せんさい)な演技を披露。スリリングな展開から、最後まで目が離せない。(シネマトゥデイ

ということでね!結論からいうと「どう考えても日本人に受け入れられなさそう」ていうストーリーだったのだけど、映画自体はとても素晴らしかったです。ああ、リンチェイってばこういう役も出来るのか・・・て思ったし、最初の戦いの躍動感も良かった。金城との最初の絡みのときにリンチェイが回転したり、いなしたりするだけで私の中が大変でした。盛り上がりすぎて。もう本当、辮髪と清時代の服が似合いすぎて鼻血が出そう。アンディが奥さんに鎧や衣服を外してもらうシーンを、盗賊のときと軍のときと、2種類設けたりするところが恋愛映画撮ってきた監督っぽいなぁとか。仲間を思うアンディと、実直に誓いを重んじる金城と、先の先まで考えすぎて一人になっちゃうリンチェイの役を、それぞれがぴったりなくらいにやってて「これは・・・もしかしたらかなり良い映画じゃなかろうか・・・」て上映中ずっと思ってました。最後にリンチェイが泣くシーンで涙ぐんだのでたぶん重症です。超沸いてる!どれか好きじゃないとなかなかしんどいかもしれないだけに情熱が伝えきれなくて悔しいです!
公式:http://www.warlords.jp/ 音楽出るよ!

谷中で降られて浅草で干された

もう6月とかね!!!!1ヶ月前はGWだったような・・・あれ・・・1ヶ月何してたっけ・・・みたいな感じで毎日毎日生足ピーチク女ゐ高生どもの横を競歩のごとき早さで追い越しながら生きています。私としたことが本気出しすぎた。
そんで先月末に谷中にふらりと行ってきたのですが、途中から壮絶な雨に降られました。それこそバケツをひっくり返したようなね。バケツをひっくり返したようなって言いたいだけかもしれませんが、とりあえず視界が白かった。こんなときこそ「きゃっ・・・突然降りだすなんて・・・」つって雨宿りしてたら慌てて駆け込んでくる人が・・・。(私よりずぶ濡れ・・・大丈夫かしら・・・)なんてチラチラ見てたら目があっちゃってフォーリンラブドーーーーーン!!!!ていうシナリオが私のために用意されているんじゃなかろうかと思ったんですけど、うっかり傘を持っていたので雨宿りもへったくれもありませんでした。濡れてたまるかーーーーーーーー!!!!(雨宿りフォーリンラブ発生フラグ消失)


そんで先週用事があって浅草に行ったんですけど、アホみたいな暑さでした。すごい。すごい勢いで私終了の予感。何この豹変っぷり。あまりの暑さに昇天しかけてたんですけど、例の金色のモニュメントの前で、ごっつい笑顔で写真撮ってる外国人を見て我に返りました。危うかった。天気のいい日曜だったので仲見世はもう人いすぎて心が折れました。でも綺麗な紫陽花見つけてテンション上がったり、屋台見つけてテンション上がったり、歩き回った後に食べた杏あんみつが美味すぎてテンション上がったりしたので、総合的にテンションが上がってたと思います。浅草は歩いてるだけでもいろいろ見ごたえあるから楽しいね!


おみくじ引いたら吉だったけど、いいことばっか書いてあったので逆に身構えそうだ・・・!友達のを見たら友達も吉で、内容は書き方をちょっとかえたけれど同じことっぽくね?っていうアレでした。「輝かしい人生になる」てあったのでどう輝くのか超期待していきたい。
どうでもいい話ですけどあそこらへんって人力車やってるお兄さんたちがいっぱいいるじゃないですか。人力車扱うくらいだからいい二の腕に違いないですよねー二の腕いいですよねーってパトスをだだ漏らしながら歩いてました。ハッピからこぼれる雄々しい二の腕・・・超キュンだわぁ・・・。

グレンラガン 螺巌編

こんにちは布教のお時間がやってきました!!!というか初日に張り切って観てきました!!実は舞台挨拶の回が、発売開始時間が朝7時にもかかわらず瞬殺だったのでちょっと焦ったんですが、無事に並ぶこともなく観ることが出来ました。客層はほとんど若い男子でした。大学生くらいの。あとはカップルとか。子どもが一人もいなかったのだけど、子どもには不人気なのかな・・・。
映画版と聞くと「総集編でしょプックス!!!」て思っちゃうとこなんだけど、恐ろしいくらいに話が加わったりショートされたり新しい台詞もシーンもばんばんあるので、テレビシリーズを観てた人も存分に楽しめる内容になってました。最後の方の畳み掛け方に死んだ。大きいスクリーンで見るグレンラガンは超かっこよくて鮮やかで「この作品に夢中になれて本当に良かった・・・」とか湧いたことを考えてました。もう本当観るべきだよ!!!
そもそもそんなにロボットアニメをまともに観てたわけじゃないけれど、合体やら主人公の成長やら友情やら根性やらちょっとエロスなとことか、名乗りのときの超絶にだっさい台詞とか、話の核である「ドリル」にこだわる理由は幾つもあったりとか、ぎゅうぎゅうに惜しげもなく盛り込まれてて、テレビ観てるときは30分常に全力でした。観終わったときは「マジやったなGAINAX・・・」てくらいフィーバーしてました。観てて爽快なんだよグレンラガン・・・。あと音楽もすごくいいんだよ・・・。もう本当観てよかったよ!!充実な時間でした!たぶんあともう1回観に行く気満々だけど!!!!

ラミティエ@高田馬場

「半端ないクオリティ」「質量ともに裏切られる」と噂に聞き、一度は行ってみたいとひそかに憧れてたラミティエに行ってきました!すでに前菜の時点で「前菜って量じゃねーぞww」と祭が起こり、美味い美味いと食べつくし、いよいよメイン・・・とメインが登場したのですが、メインが何というか、迫力としかいいようのない存在感でした。そして美味い。意味がわからない。量が多くて美味いってなんなんだ。天上かここは。

続きを読む

シリコン記念日

毎日「貧血で倒れたわたしを頼もしい二の腕で支え、『君ひとりでは心配だ』とか何とか言いながら木陰まで颯爽と運んでくれるジェントルに遭遇しないかなあ」とかそんなことばっかり考えてると思ったら大間違いだ!!!考えてるけど!!
例えば今日はシリコンのことを考えていました。なぜなら友達が「シリコンカップってどうなん?」て言ってたからです。ナイショですが私はシリコンカップを使ってるんですよ。まだ半年ほどですが彼はよくやってくれています。多少水っぽいおかずもベシャベシャにならないし、型崩れしないし、何度でも使えるので優秀だと考えています。黄色、黄緑、オレンジと自己主張が激しいですが、弁当箱が黄色なので馴染んでるしね!「あら、○○さん、そのカップな〜に〜?」と熟練のパートのおばちゃんからの唐突なフックだって「シリコンカップです、何度でも使えて便利です。」て軽やかにかわしました。出来る子シリコンカップ。その後に「うちアルミだけど全然減らないわよ〜1年はもつわよ〜」と返ってきましたファック!!お宅のアルミ事情なんてどうだっていいんですわよウフフ!!!!て一瞬よぎりましたがご飯と一緒にのみこみました。ウフフ。
シリコンといえばおっぱいとしか思いつかなかったし、ないよりある方がいいに決まってると胸筋を鍛えたこともありましたが、この歳になるとおっぱいよりも肉ですね。すげえ。腰周りについた肉ってつまめるんだぜ!!!あとおっぱい美味しいですよね。ホルモン食べに行ったら必ず頼みます。おっぱいって言いたいだけのような気もします。おっぱいはないです。何の話だっけ。
シリコンカップ超便利だよ!!!もっとバリエーションが多いといいんだけどなー。友達のとこで見かけたシリコン製の落し蓋も使ってるよ!!そのうち私の胸も大きくなるかもしれない!!夢はいつか叶う!ということは貧血で倒れればジェントルが颯爽とやってくる!!!!ハッピーな世の中だ!!ごめん何か適当なこと言ってる気がしないでもない!


新潟〜会津若松方面2泊3日旅行

「各施設、主要道路が大変混雑します」でお馴染みのGWに旅行ぶっこんできました。完全に勢いです。都会の喧騒を忘れて命の洗濯したかったんだ・・・なんだかだいぶ食べて体が重くなった気がしないでもないけど!
1日目
新潟方面へ。新潟はチューリップ推しらしいということで「新潟ふるさと村」に行ってきたよ。ナイスネーミング。地域密着な場所っていうのがすぐわかる!激安魚市場みたいなのも併設されてるので地元らしい人たちもたくさんいました。超カラフルにチューリップも咲いてたよ!若干咲きすぎな雰囲気が否めなかったけど!!


宿に着いたら「もうすぐSLが通るんですよー」て教えてもらったので大興奮で外で待ち伏せ。まさかSLが見られるとは思ってもなかったので本当についてた。どでかいレンズと三脚で待機してた方たちの後ろでwktkしてたら「ポーーーーッ!!」て汽笛と「シュシュシュシュ」て走る音が・・・!!!!超すげえ超かっけえ!!!てハァハァしながらシャッター押してたんだけどあいつ案外と早く走るのな!!でもすぐ鼻の先を黒いボディが走り抜けていくので感動しました。得したよーーかっこよかったよーー。宿はだいぶ直前で探したのでちょっと予算オーバーだったけど、料理の量が半端なかった。最初膳が一つ出てきて「おー」と思ってたらカニカルパッチョ、釜飯、お吸い物と続き「後からステーキきますからー」て言われたときには4人掛けの机の上が料理で満杯に・・・ゴクリ・・・。やっぱり魚とご飯が美味しい!

生SL!!!!!

2日目
喜多方方面へ。喜多方行くならラーメン食べたい!てなるよね。なるよ。等間隔でラーメン屋があったけど、どこも列が出来てたよ。「まこと食堂」の列はディズニーばりでした。行ったのは「朝昼夜」てところです。ねぎチャーシューとかも食べてみたかったけど定番食べてきたよ!美味しかった!

太麺!
あと喜多方は「蔵の町」て言われてるみたいに、通りのあちこちに蔵がドーンてある!ごっつい窓や渋い配色の店構えなどを存分に堪能してきました。かっこいいわぁ・・・て見てみると「PUB」て書いてあったりね。蔵のパブってすごいな!時間が少しだけ余ったので鶴見城をチラッと回ってから宿に。ここの宿の料理、量は適度なんだけど珍しい料理が多くて、口に運ぶたびに新しい発見があって面白かった!イワナの塩焼きとキジ刺し以外の料理名がわからない!キジ刺しとか初めて食べたよ!!!普通の鶏の刺しはさっぱりしてるのだけど、キジ先輩は臭みがなくてもっちりしていてパンチ効いてるんだぜ・・・。

酒蔵見学。隅で無造作に積まれてたのだけど、おばあちゃん家みたいでグッときた。
3日目
福島方面へ。ガイド見てから行ってみたかった五色沼に!天気が心配だったけど雨降んなかったし、少しだけど陽も出てきて最高に気持ちよかったです。超お薦めしたい!沼によって色がほんとに違うので見るたびに「ホアアァ・・・」て吐息がだだ漏れてました。でも水は透けてるんだよー。不思議!湿原とか山の中とか、涼しくてちょっと空気が重いとこに超絶憧れてるので本当に楽しかった。子どもがお父さんに「カメラさんにもうちょっとだから頑張れって言ってあげて!」て言ってるとこ聞いて和んだ。



たくさん撮ったのでふりっかにまとめまたお!\(^o^)/
http://www.flickr.com/photos/18902692@N08/sets/72157617644082761/
帰りの渋滞で一瞬の油断も許されない膀胱との闘いを要されましたが、超超楽しかったよ!!!!五色沼はガン推しです!空気がピンっとしてて、本当に素晴らしかったー。山道を歩いたあとに飲んだアクエリアスの美味しさよ・・・。マジみんな沼行こうぜ!!!

プラネタリウムのふたご、魔王、天使の囀り

プラネタリウムのふたご (講談社文庫) [ いしい しんじ ] 魔王 (講談社文庫) [ 伊坂 幸太郎 ] 天使の囀り (角川ホラー文庫) [ 貴志 祐介 ]

悪い意味じゃなくて、常に詩的でどこか郷愁さがあってでも愛嬌もあって・・・っていういしいさんの文才っぷりに、いつも「ちくしょうまんまと転がされたりしないぞ!」てなるんだけど、最終的に「いいな・・・これ・・・」ていうよくわからないツンデレ感想になってしまう。麦ふみクーツェもこの作品も、誰かが亡くなるので、亡くなるというとこすら演出のように思えてならないのだけど、その上で「うまいなあ」と思うし、シーンは思い描けるし、隙のない話の展開っぷりに驚くし、何だかんだいってたぶんいしいさんが好きなんだと思う・・・(何それ)でもいしいさんの本を読むときは気力が必要。「ひとりは手品師に、ひとりは星の語り部に」なんて帯を見たら読みたくなるじゃん・・・!!!最終的に双子どうなっちゃうの!て思うじゃん!!

どうも、伊坂さんの本を読みすぎた感じがする。少々食傷気味になってきていたのかな・・・。あと個人的に面白いくらい政治が絡んだ話に興味がもてなかったことものめりこめなかった理由の一つだと思う・・・。話も終わり方も思い出せるくらい印象はあったはずなのだけど、もう一度読み直したい!という気にはなれなさそう。無念。

北島早苗は、ホスピスで終末期医療に携わる精神科医。恋人で作家の高梨は、病的な死恐怖症だったが、新聞社主催のアマゾン調査隊に参加してからは、人格が異様な変容を見せ、あれほど怖れていた『死』に魅せられたように、自殺してしまう。さらに、調査隊の他のメンバーも、次々と異常な方法で自殺を遂げていることがわかる。アマゾンで、いったい何が起きたのか?高梨が死の直前に残した「天使の囀りが聞こえる」という言葉は、何を意味するのか?

お薦めされているのを見かけて読んだのだけど、そもそも貴志さんは「青の炎」がすごく好きで、次に「硝子のハンマー」を読んでテンション下がっちゃって、それ以来読んでなかったっていう・・・。設定が濃厚で綿密で、闇が濃い分何となく主人公の存在感が薄い気がしたけど、何しろだんだん輪郭がはっきりとしていく過程にどきどきとして危うく一気に読んでしまいそうになるのを惜しみながら読みました。あんなにも死を恐れていた恋人が自殺したのはなぜか、次々と報告される奇妙すぎる自殺の関連性はあるのか、同じ頃活発になりはじめたある集まりの内実とはどんなものかとか、「興味が途切れない」という点に関してはかなり素晴らしい話の進み方でした。「読んだなー!」っていう満足感があった。